一級建築士試験

【一級建築士/製図試験】初受験生でもできる!作図時間を劇的に速める5つの方法

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【一級建築士/製図試験】初受験生でもできる!作図時間を劇的に速める5つの方法

こんな方におすすめ

  • 早く作図するためのコツを知りたい
  • 作図時間がなかなか3時間を切る事ができない
  • 今年製図試験に初受験の予定

一級建築士の設計製図試験は6時間半の長い戦いですが、その中で図面を引くのにかけられる時間は約3時間と言われています。

 

そうは言っても3時間を切るように練習するにはコツと時間がかかるので、今回は僕が作図時間3時間を切るために取り組んだ方法やコツをご紹介していこうと思います。

僕の最終的な作図時間は2時間半くらいでしたので、この方法を実践することによってスピードアップを図れると思います!

それではどうぞ!

初受験生のための勉強スケジュールについてはこちらもどうぞ!

一級建築士/製図試験の試験時間配分をおさらい

試験時間6時間30分のうち、一般的に言われることの多い時間配分は下の通りです。

時間配分の目安

  • エスキス:2時間
  • 記述  :1時間
  • 製図  :3時間
  • 見直し :30分

早い人は2時間程度で仕上げる事ができる人もいますが、少しの練習とコツで3時間なら多くの方が到達できると思います。

エスキスの方法についてはこちらの記事もどうぞ!

一級建築士/製図試験で作図3時間を切る方法

ここからは僕が作図時間を早めるために実践していた方法をご紹介していこうと思います。

1|縦の線、横の線をまとめて引く

平行定規を上に下に行ったり来たりしていると、その度に線を描く場所に合わせるだけで時間を取られてしまうので、縦の線と横の線はなるべくまとめて引くようにしましょう!

シカマル
少しの時間の積み重ねですが、線の量が多いのでこれだけでかなりの時間短縮できるようになります!

さらに、全フロアまとめて引いていくことで、外壁のラインが1階3階とでズレるなどのミスも減らす事ができます。

 

壁の交点に隙間を開けておくと縦横の線を引いた後でも線画交差しておらず、壁が繋がっているように見えるのでおすすめです。

最初は変な感じがするかもしれませんが、すぐに慣れて速く描く事ができるようになると思います。

 

また、柱は最初にまとめて書くことが多いと思いますが、VANCOの三角定規を使うと三角定規とテンプレートを持ち変える手間と時間が短縮できるのでおすすめです!

2|取り回しのしやすい定規を活用する

内壁などの長さの短い壁を描くときは平行定規では壁の位置に定規を合わせるのに時間がかかるので、僕は取り回しのしやすい15cm定規を使用していました!

シカマル
伸ばして30cmになる定規が程よく厚みがあり、並行定規に引っかかるので使いやすかったです!

 

内壁の短い壁なら、平行定規を使用しなくてもある程度平行、垂直に線を引く事ができるので平行定規を合わせる時間を削減する事ができます。

またPSやDSなどの小さな部屋も後からサッと描く事ができるのでおすすめです。

おすすめの製図道具はこちらもどうぞ!

3|多少間違えてもすぐに消さない

作図していく中で、少し線がはみ出してしまったことや、間違えた場所に線を書いてしまった事があると思います。

間違えた箇所を消すのにも、シャーペンを置いて消しゴムを探して持ち変えて消すという動作を挟むので、1回あたり数秒のロスを含みます。

これも小さいことの積み重ねですが、なるべくまとめて消すようにすることで時間の短縮を測れると思います。

 

また、少しの線のはみ出しなら図面の書き込みを増やしていくと目立たなくなってくるので、消す必要すらもなくなってくるかもしれません。

4|1フロアずつ完成させようとしない

1階の柱、外壁、内壁を全部完成させてから次は2階というように進めていくと、2階を描いているときに重大な間違いに気づいた場合、1階まで影響を及ぼし描き直すことになりかねないので時間ロスにつながります。

縦の線、横の線をまとめて描くということにも繋がるのですが、できるだけ平行定規を動かす回数を減らすというのが1番のスピードアップへの近道です!

5|柱・外壁・内壁・什器など描く順番を決めておく

作図している途中で次に何を描こうかなと迷って手が一瞬でも止まってしまうと、時間ロスになってしまうので最初から描く順番を決めておくといいと思います。

僕が描いていた順番は下の通りです。

  • 外壁
  • 内壁
  • 什器
  • 部屋名
  • 外構
  • 延焼ライン、防火設備の表記
  • 避難距離、重複距離、敷地内避難経路
  • 断面図
  • 漏れがないかチェック
  • アピール事項、図面密度をあげる

この順番通りに全フロア一気に描いていくイメージです。

柱、外壁、内壁の順番は、まずは部屋のボリュームをどんどん描いて間違いが発生した場合に大きく描き直さなければいけない部分を潰していこうと思い、この順番で描いています。

 

続く什器と部屋名については、部屋の抜けがないことを確認していく意味でも先に描き上げていくようにしていました。

ここまで描いたら外構に着手するようにし、駐車場や広場など必要なスペースを埋めていきます。

外構まで描き上げればかなり完成に近い図面になって来ました。

 

ここからは延焼ラインや避難距離などの法令上必要な事項について描いていきます。

最後に断面図を描いて漏れがないかチェックしたら、採点してもらえる図面が完成となります。

 

アピール事項や密度を上げるために描くものなどは最後に描くようにしましょう。

最悪描いていなくても一発不合格にはならないものなので、残り時間に余裕があれば描くくらいのスタンスでいと思います。

まずは採点してもらえる図面を完成させることが重要となります。

ミスを減らすためのチェックリストについてはこちらもどうぞ!

【まとめ】初受験生でも作図時間を劇的に速める5つの方法

今回は初受験生でも作図3時間を切るための方法をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

解説した作図時間を劇的に早くする方法はこちらです。

  • 縦の線、横の線をまとめて引く
  • 取り回しのしやすい定規を活用する
  • 多少間違えてもすぐに消さない
  • 1フロアずつ完成させようとしない
  • 柱・外壁・内壁・什器など描く順番を決めておく

初受験生は作図3時間を切る事が最初の目標になると思いますので、ぜひこの記事を参考に自分の速く描く方法を見つけていただければと思います。

それではまた。

  • この記事を書いた人

シカマル

普段はApple製品で身を固めている一級建築士です。 現在は賃貸で妻と娘と三人暮らし。 将来は中古マンションをリノベーションして住みたいと考えています。 北欧インテリアやガジェットが好きで、一級建築士試験の話やトラベルログなどを書いている雑記ブログです。

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