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【イスの話#001】ホテルのためのイス、スワンチェアを紹介します!

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北欧はデンマークのコペンハーゲンにあるSASロイヤルホテルと言うホテルをご存知でしょうか。

このホテルは建築家アルネ・ヤコブセンの代表作で、建築物に限らず、そこで使用される家具やカトラリーに至るまで多くのものをデザインしています。

そんなSASロイヤルホテルのためにデザインされたスワンチェアについて解説していきたいと思います。

こんな方におすすめ

  • スワンチェアって何?
  • アルネ・ヤコブセンの家具について知りたい!
  • 一人でくつろげるイスを探している

アルネ・ヤコブセンってそもそも誰?

アルネ・ヤコブセンはデンマークの建築家で、20世紀に活躍した建築家の一人です。

近代建築の三大巨匠と言われているミース・ファン・デル・ローエの影響を受け、細部までこだわった建築を設計することで有名です。

ヤコブセンのデザインしたものは100年ほど経つ現在でも、世界中で愛され影響を与えています。

詳しくはこちらの記事もどうぞ

SASロイヤルホテルとは?

ヤコブセンが設計し1960年に完成した建築で、コペンハーゲンの中央駅近くに建っています。

名前は変わってしまっていますが、今でも現役で使用されており、5つ星を獲得しています。

21階建てのガラス張りのビルで、低層部分とセットバックした高層部分で2層に分かれています。

すぐ近くにチボリ公園、また付近には石造の建築物が多く高層建築物が少ないことから、客室からは「北欧のパリ」と称されるコペンハーゲンの街並みを一望することができます。

スワンチェアの特徴

SASロイヤルホテルのラウンジチェアとしてデザインされたスワンチェアの特徴について5つ見ていきましょう。

基本情報

名 称 |Swan/スワンチェア

設 計 |Arne Jacobsen/アルネ・ヤコブセン

メーカー|Fritz Hansen/フリッツ・ハンセン

サイズ |高さ :77cm

幅  :74cm

奥行き:68cm

価 格 |473,000円(税抜き)〜

 

洗練されたデザイン

白鳥が羽を広げた姿のように思える左右のアーム部分、中央の脚から伸びた4つのベース、どこを切り取っても美しいデザインです。

直線部分が全くなく、曲線のみによって作られているため自然的なデザインとなっています。

ホテルのラウンジ用にデザインされたイスなだけあり、とても優雅な見た目をしています。

豊富な種類の張り地

ファブリックとレザーがあり、その種類は数十種類に及びます。

ファブリックの中にはミナ ペルホネンやラフ シモンズの張り地を選ぶこともできます。

多くの種類があるため、お部屋の雰囲気に合わせて色を選べる点がおすすめです。

ゆったりくつろげる座り心地

一体成形によって作られおり、張り地のステッチも手に触れない部分にあるため座り心地が抜群です。

大きさもヨーロッパ人向けに作られているため、日本人が座るには余裕がある大きさとなっています。

時代を超える美しさ

ミッドセンチュリー期に生まれ、発表から50年以上経ちますが、今でも世界中で愛されているこのチェアはタイムレスな美しさがあります。

ミッドセンチュリーについてはこちらの記事もどうぞ

まとめ

以上、アルネ・ヤコブセンのスワンチェアについて紹介しました。

イスについて深掘りする【イスの話】もシリーズにしていきたいと思っています。

その第一弾として私もリプロダクト品を持っているスワンチェアを解説しました。

いつか本物を欲しいと思っているイスで、今から張り地をどれにしようか迷っています。(まだまだ買えませんが、、、)

  • この記事を書いた人

シカマル

普段はApple製品で身を固めている一級建築士です。 現在は賃貸で妻と娘と三人暮らし。 将来は中古マンションをリノベーションして住みたいと考えています。 北欧インテリアやガジェットが好きで、一級建築士試験の話やトラベルログなどを書いている雑記ブログです。

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